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東京で飲食店を開業する際の資金調達|不動産担保ローンの活用法と注意点

  • 3 日前
  • 読了時間: 8分

東京で飲食店の開業を検討している方にとって、最初の壁となるのが「初期費用の調達」でだと思います。


飲食店の開業にあたっては、物件の保証金・内装工事・厨房設備など、都内では1,000万円を超えるケースも珍しくありません。


そうなると貯金や退職金など自己資金だけでは十分ではないと思います。そんな場合、『不動産担保ローン』の利用も検討してみてはどうでしょうか。


このページでは、東京での飲食店開業に不動産担保ローンを活用する方法・メリット・注意点を詳しく解説します。


東京で飲食店を開業するとどのくらいの費用がかかる?


飲食店の開業費用は業態・規模・立地によって大きく異なりますが、東京の場合は他の都市と比べて物件取得コストが高い点が特徴です。一般的な内訳を確認しておきましょう。


東京・飲食店開業費用の目安(居抜き物件・30坪規模の例)

費用項目

目安金額

補足

物件取得費(保証金・礼金など)

200〜500万円

都心は保証金10〜12ヶ月分が相場

内装・改装工事費

300〜800万円

スケルトンなら1,000万円超えも

厨房設備・什器

150〜400万円

居抜き活用で圧縮可能

運転資金(3〜6ヶ月分)

200〜500万円

損益分岐前のキャッシュ確保

その他(許認可・広告など)

50〜100万円

食品衛生・防火管理者費用等

合計

900万〜2,300万円


※スケルトン物件(内装や空調等が一切なく、コンクリート剥き出しの状態)・新規設備の場合はさらに高額になります。


理想のお店を実現するために1,000万円以上かかるとなると、どうしても自己資金だけで賄うのが難しくなってきます。そこで日本政策金融公庫の創業融資・銀行融資・ノンバンクローンなど複数の資金調達手段を組み合わせることが一般的です。


そのひとつとして不動産担保ローンという借り入れの方法があることを初めて見つける人もいらっしゃるかもしれません。


不動産担保ローンとは?


不動産担保ローンとは、自分の所有する(または親族所有)の土地・建物・マンションなどを担保に資金を借り入れる融資のことです。不動産の価値を元に融資額が決まるので、金融公庫や一般の銀行では求められるような詳細な事業計画書の作成がなく、個人の信用情報にも依存しない点が特徴です。


  • 融資金額の目安:50万円〜数億円(担保評価額による)

  • 金利の目安:年率1.95%〜15%(業者・審査内容による)

  • 資金使途:原則自由(開業資金・運転資金・設備資金など)

  • 審査スピード:最短1〜3日(業者によって異なる)


飲食店の開業資金に不動産担保ローンが向いているケース


すべての開業者に適しているわけではありませんが、次のような状況では特に有効な選択肢となります。


✅ 向いているケース


  • 自己資金はあるが公庫・銀行融資の審査が通らない(業種・年齢・信用情報の課題など)

  • 開業まで時間的余裕がない(物件の内見〜契約が迫っているなど)

  • 親族所有の不動産がある(自己名義でなくても担保活用できる場合がある)

  • 既存事業の拡大として2店舗目を出す(事業実績があるため審査が通りやすい)

  • 一時的な資金不足を短期間で補いたい(売上が軌道に乗った後に返済するプランが描ける)


⚠️ 向いていないケース・注意が必要なケース


  • 担保にできる不動産をまったく持っていない

  • 金利コストが事業計画の収支を圧迫する水準になる

  • 開業後の返済見通しが不明確なまま借り入れしようとしている


飲食店開業に不動産担保ローンを活用するメリット


1. 開業計画書の出来よりも担保力で審査される


日本政策金融公庫や銀行の創業融資は、事業計画書の内容・自己資金比率・業種経験年数などが審査の中心になります。一方、不動産担保ローンは担保となる不動産の評価額が審査の軸になるため、飲食業の経験が浅い方や初めての開業でも対応できるケースが多いのが特徴です。


2. 資金使途が自由


融資の目的を細かく問われる銀行融資と異なり、不動産担保ローンは資金使途が原則自由です。内装費に使うか設備費に使うか、あるいは開業後の運転資金として手元に置いておくかは借り手が決められます。


3. まとまった金額を一度に調達できる


飲食店開業では内装工事・設備・保証金など複数の支払いが同時に発生します。不動産担保ローンは担保評価次第で数千万円規模のまとまった融資が可能なため、複数の資金ニーズを一本化できます。


4. 融資スピードが速い


物件の申し込みから契約まで時間的な余裕がない場面でも、不動産担保ローンは最短数日で融資実行できる業者があります。銀行融資のように審査に数週間〜数ヶ月かかる心配が少なく、開業タイミングを逃しにくい点がメリットです。


東京の飲食店開業向け|不動産担保ローン取り扱い業者


東京エリアで飲食店開業の資金調達に利用できる主な不動産担保ローン業者をご紹介します。事業資金・開業資金としての利用に対応しているかを必ず確認してください。


L&Fアセットファイナンス

横浜銀行グループと三井住友信託銀行が共同出資する不動産担保融資の専門会社。銀行系のため低金利での融資が期待でき、事業者への法人向け融資にも対応。開業資金のような大型融資にも適したラインナップです。

項目

内容

融資金額

100万円〜3億円

実質金利

3.39%〜6.80%

返済期間

最大35年

対象エリア

全国

ウェブサイト


SBIエステートファイナンス

東証プライム上場のSBIホールディングスグループ。個人・法人どちらにも対応し、年間5,000件以上の相談実績を持つ。専属担当者制度があり、初めての不動産担保ローン利用でも相談しやすい環境が整っています。

項目

内容

融資金額

300万円〜10億円

実質金利

3.70%〜7.80%

返済期間

1年〜35年

対象エリア

関東・関西エリア

ウェブサイト


アサックス

東証一部上場・1969年創業の老舗ノンバンク。新宿支店をはじめ首都圏に8店舗を展開し、最短3日での融資実行実績を持つ。開業直前の急な資金ニーズにも対応できるスピード感が強みです。

項目

内容

融資金額

300万円〜10億円

実質金利

1.95%〜7.80%

返済期間

3ヶ月〜35年

対象エリア

首都圏(新宿支店あり)

ウェブサイト


東京スター銀行

銀行系の不動産担保ローンとして低金利での融資が特徴。個人・法人いずれも対応し、「本人名義以外の不動産」でも担保として活用できる柔軟性が魅力。ただし審査〜融資まで最短3週間かかる点は開業スケジュールとの兼ね合いで注意が必要です。

項目

内容

融資金額

500万円〜3億円

実質金利

1.25%〜7.50%

返済期間

最長30年

対象エリア

関東〜関西

ウェブサイト


セゾンファンデックス

セゾングループのノンバンク系不動産担保ローン。全国対応で融資金額の上限が5億円と高く、飲食チェーン展開など大型の開業資金にも対応できます。銀行で断られたケースの相談実績も豊富です。

項目

内容

融資金額

500万円〜5億円

実質金利

3.15%〜9.9%

返済期間

最大25年

対象エリア

全国

ウェブサイト


日本モーゲージ(当社)


大阪本社ながら東京専門の不動産担保ローンサイトを開設し、首都圏での融資に積極対応。飲食店・小売店など事業開業資金の相談に幅広く対応しています。全国の物件を担保として受け付けており、地方に不動産を持つ東京在住者にもご相談いただけます。

項目

内容

融資金額

50万円〜2億円

実質金利

7.0%〜15.0%

返済期間

2ヶ月〜12年

対象エリア

全国

ウェブサイト


飲食店開業で不動産担保ローンを使う際の注意点


返済計画を「最悪のシナリオ」で設計する


飲食店は開業後3年以内に閉業するケースが多いとされており、損益分岐点に達するまでに時間がかかることがほとんどです。売上が計画を下回る場合でも返済できるよう、借入額・月返済額・手元の運転資金のバランスを保守的に設計することが不可欠です。


金利コストを事業計画に組み込む


不動産担保ローンの金利は一般的な事業融資と比べて高めになる場合があります。1,000万円を年率10%で借りると年間の金利負担は約100万円。これが飲食店の収益を圧迫しないか、事業計画書の損益シミュレーションに必ず反映してください。


担保物件を失うリスクを認識する


返済が滞った場合、担保として提供した不動産が売却されます。自宅や親族の不動産を担保にする場合は特に慎重な判断が求められます。多くの業者は無理な融資を行わない姿勢を持っていますが、最終的なリスクは借り手が負うことを十分に認識した上で申し込みましょう。


複数業者を比較してから申し込む


金利・返済期間・融資スピードは業者によって大きく異なります。1社に絞り込む前に、最低でも2〜3社に相談・見積もりを取ることをおすすめします。相談自体は無料で行える業者がほとんどです。


まとめ


  • 東京の飲食店開業費用は規模・業態によって900万〜2,300万円が目安

  • 不動産担保ローンは担保の評価額をもとに審査されるため、事業経験が浅くても対応できるケースがある

  • 資金使途が自由・まとまった金額・スピードの速さが主なメリット

  • 開業後の返済計画・金利コストを保守的に見積もることが重要

  • 複数業者を比較して、条件に合ったローンを選ぶことが成功の鍵


東京で飲食店開業の資金調達をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。



 
 
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